博多大吉 M-1審査基準を大幅変更していた 昨年は細かく基準設定も今年は「ざっくり3つ」

 お笑いコンビ・博多華丸大吉の大吉が27日、TBSポッドキャスト「大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!」(YouTubeでも配信)で、24日に行われたM-1グランプリの審査基準を明かした。

 大吉は、昨年も審査員を務めたが、今年は「採点基準を大幅に変えたんです」と明かした。

 今年発売された「M-1はじめました」(谷良一氏著)という本を読んだといい、それを読んで感じたのは「ニュースター発掘とかではなく、誰も見たことのない漫才、エネルギーあふれるというか」と実感。ただ「若い子が発想だけでくると技術がない、発想ポイント3点でも技量が1点止まりとか。逆に15年目の漫才師は発想自体は見たことがあって1ポイントだけど、技術があるから3点。そうなると結局(点数が)並んじゃう」と説明。

 「自分は一番点差が開かない審査員ですけど」と笑い「もうちょっと心を鬼にしてやるべきなのかなと。どうやったら点差が開くのかな?と。それで細かくつけていたのを廃止してざっくり3つにした」と、審査ポイントを絞ったという。

 まず、最低点は80点、最高点は98点に設定。最高点98点の理由は「100点は出ないし、ぼくがつけることはできない。99点も現実的ではない」と説明。

 そして「新しさ」「技量」「オリジナリティ」をそれぞれ5点満点とし、観客が爆笑した「爆発ポイント」を3点満点で設定。これですべて満点で18点となり、最低点の80点に足せば最高点の98点になるという仕組み。

 これを基準に、トップバッターの令和ロマンの1回目の漫才は「新しさ3点、技量3、オリジナリティ4、爆発1」で91点に。番組内では「新しい」と発言していたが、実際には新しさ3点だったことに「くるまくん、口調がやや上からウザいというのが、あべこうじ君のキャラ。あの漫談が見えてきて」と説明していた。

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