Hey! Say! JUMP再加速宣言 山田涼介「前を見て歩き続けていきたい」17年目へ誓いの東京ドーム公演熱狂

 Hey! Say! JUMPが29日、ニューアルバム「PULL UP!」を引っ提げた4大ドームツアーの東京ドーム公演初日を迎えた。「ウラオモテ」や「ファンファーレ」など28曲を披露し、5万5000人のファンは熱狂。高木雄也(33)は「今回はJUMPが全員そろって続けていくという意志を見せるコンサートになっています」とコメントし、8人のメッセージが詰まったステージを繰り広げた。

 聖地が揺れた。「声出す準備はできてるか!」。中島裕翔(30)のあおりに5万5000人が呼応。「ネガティブファイター」では山田涼介(30)が「みんなで一緒にダンスしよう!」と呼びかけて、オープニングから会場が一体となった。

 「PULL UP!」のタイトル通り「17年目からも勢いを加速させる」という意味を込め、8人は全長16メートルの大木のセットから登場した。昨年デビュー15周年を迎え、今年はメンバー8人全員が30代に突入。伊野尾慧(33)は「デビューから16年たっても、大きな会場でコンサートができることをうれしく思います」と話した。

 演出は有岡大貴(32)が担当。定番曲から攻めた楽曲まで、新たな魅力で楽しませた。ダンスナンバー「ウラオモテ」「Ready to JUMP」「Tiki Don」では、ムービングステージで一糸乱れぬパフォーマンスを披露。クラブさながらのド派手な空間で、ボルテージは最高潮に達した。

 故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けた激動の1年となったが、8人は絆を強め歩んでいく。山田は「きょう皆さんの笑顔を見て、皆さんがいれば僕たちは輝き続けることができるんだと再確認しました。僕たちはずっと前を見て歩き続けていきたい。僕たちHey! Say! JUMPについてきてください」と呼びかけた。

 愛知から始まり、東京Dでは大みそかの追加公演を含め、元日もステージに立つ。1月6日からの大阪を経て同14日の千秋楽・福岡公演まで計11公演、51万5000人を動員。年末年始を、フルスロットルで駆け抜ける。

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