タレント坂田利夫さん（さかた・としお、本名・地神利夫、じがみ・としお）が２９日に老衰のため大阪市内で死去した。８２歳。吉本興業が公表した。

　Ｘ（旧ツイッター）では、後輩芸人が次々としのぶ思いをつぶやいた。

　たむらけんじ「僕が『ちゃ～』をやり始めた頃、全くウケなくて、もうするのやめようかなって思ってた時に、坂田師匠が『たむけん、ギャグはやり続ける事やで、やり続けたらいつかウケるからな。』この言葉に勇気をもらってやり続けました。坂田師匠ありがちゃ～！」

　メッセンジャー黒田有「坂田師匠には、家がご近所の事もあり大変可愛がってもらいました。。。ありがとうございました。。。」

　シャンプーハット恋さん「坂田師匠　ご飯もよく連れて行っていただきました　毎年元日お電話でお話しさせていただきました　明日またお話出来ると思ってました　ずっと大好きです」

　なだぎ武は「え！？、、坂田師匠、、、」と絶句した。

　坂田さんは、「あ～りが～とさ～ん」や「あんたバカね、オホホ～」などのギャグで親しまれた。

　１９６４年にデビュー。１９６７年に前田五郎さんと漫才コンビ「コメディＮｏ．１」を結成し、数々の賞を受賞。若手のころから、西川きよし・ヘレン夫妻と仲が良く、西川家に居候した時代も。

　朝日放送「あっちこっち丁稚」で共演した後輩の間寛平とは５４年間の親交があり、先日は８２歳の誕生日を間寛平夫妻がお祝いし、坂田さんが大変喜んでいたという。

　最後も親族と間寛平夫妻に見守られながら旅立った。通夜、葬儀告別式は近く近親者で執り行う予定。