【紅白】年末の風物詩に新たな風 旧ジャニーズから出演者ゼロも韓国アイドル盛り上げた

 「第74回NHK紅白歌合戦」(31日、NHKホール)

 第74回NHK紅白歌合戦が31日、東京・渋谷区のNHKホールで開催された。性加害問題の影響で、旧ジャニーズ事務所からは1979年以来44年ぶりに出場者ゼロの異例の紅白となったが、初出場組を含むボーイズグループやガールズグループ、K-POP勢が躍動。今年の番組テーマ「ボーダレス」を体現するステージで、大みそかの祭典を盛り上げた。

 例年とは大きく様変わりした異例の紅白に、新たな風が吹いた。

 初出場となった韓国の男性8人組グループ・Stray kidsは、リーダーのバンチャンの「楽しみながら全力で頑張ります」の言葉通りにキレッキレのダンスを披露。同じく初出場となる韓国の男性13人組グループ・SEVENTEENは、評判通りの一糸乱れぬダンスパフォーマンスで沸かせた。

 今年の紅白は創業者のジャニー喜多川氏による一連の性加害問題の影響で、SMILE-UP.からは昨年の7組から一転、44年ぶりに出場者ゼロに。白組の初出場組が8組と顔ぶれがガラリと変わった。

 “新しい”紅白のテーマは音楽によって人と人をつなぎ、感情を共有するという思いを込めた「ボーダレス 超えてつながる大みそか」。トップバッターを務めた新しい学校のリーダーズが「首振りダンス」で会場を一体感に包み、特別企画では世界的人気を誇る韓国の女性5人組。NewJeansが登場。テーマ通りの垣根を越えたパフォーマンスで祭典を盛り上げた。

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