篠山紀信さん死去 83歳 樋口可南子、宮沢りえ写真集で社会現象も
日本を代表する写真家の篠山紀信さん(本名・紀信=みちのぶ)が亡くなった事が5日、分かった。83歳。妻は元歌手の南沙織さん、次男は俳優の篠山輝信。デイリースポーツの取材に、輝信の所属事務所が認めた。
輝信の所属事務所によると、紀信さんは4日に緊急搬送され、そのまま息を引き取ったという。
1940年、東京出身。日大芸術学部時代から頭角を現した。68年に広告制作会社を経て独立。その後は「明星」などの表紙で、その時代の旬なスターを撮影。青年誌「GORO」では「激写」シリーズで芸能人だけではなく、多くの市井の人を撮影した。また週刊朝日の表紙連載の女子大生シリーズは多くのスター、女優、アナウンサーなどが表紙を飾り、話題となった。
91年には女優の樋口可南子をモデルにした写真集「water fruit」で当時はタブーとされたヘアヌードを発表。同年、宮沢りえをモデルにしたヌード写真集「Santa fe」は社会現象にもなった。