玉三郎 昨年12月21日に篠山紀信さんと対面「すごい元気で」2~3時間撮影 「朗らかな人だった」と偲ぶ

 坂東玉三郎
 篠山紀信さん撮影の坂東玉三郎「雪」
2枚

 歌舞伎役者の坂東玉三郎が5日、大阪松竹座で行われた公演後に取材に応じ、4日に老衰のため、83歳で亡くなった写真家の篠山紀信さんを偲んだ。

 玉三郎が十代の頃に初対面を果たし、長年カメラマンと被写体として付き合ってきた。72年の写真集「女形・玉三郎」、2007年には50万円の豪華写真集も発表されている。天国へ旅立った篠山さんへ、「長生きしてくださるに限ると思うけど、十分な活躍をしきった方だと思っています」と、率直な思いを吐露した。

 最後に会ったのは、昨年12月21日のことで、中村勘九郎、中村七之助らの撮影に立ち会ったという。「体調が良くないから(撮影時間を)短く、って言われたけど、すごい元気で、2、3時間撮っていたんです」と、当時の様子を語った。18日から大阪松竹座で開催される公演「坂東玉三郎 はるのひととき」のポスターにも、篠山さんが撮影した写真が使用されている。

 篠山さんの魅力について「直感力の人だったと思う。いろんなものを撮った人で、その場にいって、一番根本的なものをつかみとる写真家だったと思う」と語った玉三郎。人柄を問われ「朗らかな人だったんですよ。意外とちゃめっ気もあって。被写体の気持ちを開かせるという点においては、特別な力を持っていたと思います。シャッターを切られると気持ちが楽になるんです」と、柔和な表情を見せていた。

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