市川團十郎「感謝しきれない」 篠山紀信さんの死に沈痛「体調が悪いのは知っていた」
歌舞伎俳優の市川團十郎(46)が5日、東京・新橋演舞場で6日に開幕する初春歌舞伎公演「平家女護嶋 恩愛麻絲央源平-SANEMORI PARTⅡ-」(25日まで)の公開舞台げいこと囲み取材に市川新之助(10)、市川ぼたん(12)と出席し、親交が深かった、老衰のため4日に亡くなった写真家の篠山紀信さんを悼んだ。
昨年12月3日に電話をしたことを明かした團十郎は「珍しく出なくて…」と沈痛な面持ち。「体調が悪いのは知っていた。ここ2、3年調子が悪かった」とし「巨匠とは本当に仲が良かった。私が新之助、海老蔵、團十郎時代も一番写真を多く撮ってもらった」としのんだ。自身の團十郎襲名、および長男の新之助襲名時に写真を撮ってもらったことを振り返り「一生懸命来てくれて写真を撮ってくれて、感謝しきれないくらいの方」と声を振り絞っていた。