黒柳徹子 中村メイコさん訃報に悲痛 2週間前に「徹子の部屋」収録「私が死んだら弔辞はあなたが」
昨年12月31日に肺塞栓症のため89歳で死去した女優の中村メイコ(本名・神津五月)さんと親交の深かった女優・黒柳徹子が8日、コメントを寄せ、故人を偲んだ。
中村さんが黒柳を親友と公言するなど、固い信頼関係で結ばれていた。昨年2月には黒柳が司会を務めるテレビ朝日「徹子の部屋」にゲスト出演し、2人でかつての共演を振り返るなど、テレビ草創期を支えてきた2人ならではのトークで盛り上がった。
黒柳は、中村さんと最後に会ったのが昨年末に収録した「徹子の部屋」(放送日未定)だと明かし「寂しくなります」と悲痛な思いを語った。
【コメント全文】
メイコさんと最後に会ったのは今から二週間前の「徹子の部屋」でした。丁度クリスマスの日でした。メイコさんは元気で「私が死んだら弔辞はあなたが読むのよ」なんて言ってました。
しょっちゅうそういうことを言っていたので、特別なこととは思いませんでした。
番組のおわりで「メイコさん夢は?」と伺ったところ「犬の役も猫の役もトンビの役もやったからないのよね~」が喜劇女優、最後のセリフでした。
メイコさんは幸せだったと思います。家族みんなが理解してくれていたからです。2歳から仕事をしてたんですから、私から見ると変わっていましたが周りのみんなが、彼女にあわせて大切にしてくれていたからです。
ふだん会うと「知らなんだ知らなんだ」と芝居じみたセリフを言ってよく笑わせてくれました。眠る様に亡くなったと伺いました。デリケートな彼女が悩むことなくあちらの世界に逝かれたのは、私にとっては心がやすまる事です。会うたびになんかちょっとしたプレゼントを下さる方でした。寂しくなります。
令和六年一月七日 黒柳徹子