三上博史61歳 凄いメークで変貌 8年ぶり舞台現る

 俳優の三上博史(61)が8日、東京・紀伊国屋ホールで主演舞台「『三上博史 歌劇』-私さえも、私自身がつくり出した一片の物語の主人公にすぎない-」(9~14日)の公開通し稽古を行った。

 同作は劇作家や映画監督など、幅広く活躍した寺山修司さんの没後40年記念公演。寺山さん監督の映画「草迷宮」で俳優デビューした三上は約8年ぶりの舞台で、寺山さんが生んだ数々の名作を熱唱・熱演する。

 恩師である寺山さんについては「僕が育っていくことのすべての種になっていた方」だと説明。続けて「その種は15歳で出会ったときに植え付けられていて、寺山さんの呪いがかかっているものでした。寺山さんの呪縛は一生ついて回るんでしょうかね、嫌だな」と笑った。

 それでも舞台へは「肌感を大事にしています。それは寺山さんの言葉の数々が、みなさんに届き、巣食い、居座りやすいようにと、考えた結果です」と語り、「寺山さんの言葉の群れが飛び交います」とアピールした。

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