山本耕史&古澤巌「ダンディズム・バンケット」本格始動 山本「すごく素敵な時間だった」
バイオリニストの古澤巌と俳優の山本耕史による新感覚エンターテインメントの第2弾「DANDYISM BANQUET 2」が8日、東京・昭和女子大学人見記念講堂で開幕した。
古澤、山本、塩谷哲、小沼ようすけ、大儀見元、井上陽介の6人による芝居でも朗読劇でもコンテンポラリーでもない新たなステージは、世界の二面性を表現。山本は映画「グレイテスト・ショーマン」の楽曲「フロム・ナウ・オン」の熱唱、小噺、「タブー」のギター演奏、チャップリンメドレーでのパントマイムなどで多才な顔を披露した。
本編ラストはアストロ・ピアソラの「Fugata」。アンコールはナット・キング・コールの「L-O-V-E」だった。
脚本と演出も担当した山本は「ミュージシャンの方たちがいれば世界がそこで成り立っているということは確信していたので、あとは自分がどういうふうにそこに浮遊できるか、存在を出したり消したりできるかということを、本番でやっと実感することができて、すごくすてきな時間だった」、古澤は「耕史さんがずっと大きなかたちで見守ってくださりながらリハーサルもやりましたし、コンサート屋の僕らも今まで体験したことのない夢の時間でした。新しい世界に一緒に足を踏み入れたみたいな、まさにワンダーランドを作っていただいたような気持ちでいっぱい」と手応え十分。3月10日の愛知まで全15公演を予定している。