山本太郎氏 「現場を見ろ」被災地視察控える岸田首相を猛批判 自身は松葉杖で能登入り2日間聞き取り
れいわ新撰組の山本太郎代表が8日、インスタグラムを更新。「交通渋滞による物資の滞りを理由に、岸田文雄首相が被災地入りを見合わせる」と一部で報じられたことについて、激しく批判した。
「【現場を見ろ、安心させろ】」と題して「能登半島に入り能登町、珠洲市をまわって、当事者の声を約二日間に渡り、様々聞きとりした」という山本氏は、松葉杖姿で被災地を巡った様子を写真で投稿。「総理、県知事に提案する」として、政策を提言した。
その中で「交通渋滞による物資の滞りを理由に総理が被災地入りを見合わせるとの報道があった。国会議員の視察を含めて控えることを与野党でも合意されたと。それについてどう思うかを被災者に聞いた。『意味がわからないんですけど』『どうしてですか?』『ヘリで来れば良いじゃないですか』との意見が相次いだ」などとつづった。
さらに「総理や政治家が役人からの報告やテキストだけでわかった気になり被災地のことを決めていくことへの不安感ではないだろうか。この極限状態を前に、現場を自分の眼で見ずに知らずに政治決定を行えるというなら、AIが代行すれば良いのではないか?」ともつづった。
山本氏は、「一方で、目の前で困っているのは 血の通った人間で、この国に生きる大切な宝だ。総理の被災地訪問の見合わせに対して、現場を直接見て、被災者の声を聞いて、しっかり取り組むと約束をして欲しい、との声が多かった」と自身が聞き取った限りの、地元の声を伝えた。
その上で「心配するな。国がちゃんとやる、と能登半島で約束をして、不安の中にいる能登の人々を安心させていただきたい」と求めた。