ステージ4すい臓がんの森永卓郎氏、新薬は「半日で効いた」 「ミヤネ屋」に電話出演で病状報告
ステージ4のすい臓がんを公表した経済アナリストの森永卓郎氏が10日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に電話出演し、自身の現在の病状について語った。
森永氏は昨年12月27日に、レギュラーを務めるニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」で、ステージ4のすい臓がんを患っていることを公表していた。現在の状態を問われると、「ボチボチ。普通です」と明るい声で返した。
昨年11月に人間ドックを受けた際に異常が見つかったが、ドックを受けるまで自覚症状は全く無かったといい、「ちょっと体重が減少気味だったんで主治医から人間ドック受けたらと言われた」ことをきっかけに受診したという。
治療として昨年12月27日に抗がん剤を打ったものの、「これが合わなくてですね。初めて、このままでは死ぬなっていうふうに思いました」と意識がもうろうとしたことを明かした。
現在は新薬を服用しており、「新しい薬っていうのは体を元気にする薬なんですよ。がんをやっつける薬ではなくて、がんと闘うためには、まず食べられるようにして、体力を戻さないといけない」と話した。「半日で効いた。全く動けない状況が、もう半日で戻りましたから」と新薬は効果があったといい、2週間後に再び違う抗がん剤治療を試すという。
「今、ラジオがレギュラーで5本やっているんですけど、仲間が、もしここでがんに打ち勝って治ったら、『森卓歌謡ショー』っていうのをやってくれるという約束になっていて。何を歌うか決まってないんですけど、エンディングで高橋真梨子の『フォー ユー』を歌うって、これだけは決まっているんです」とがん克服へのモチベーションとなっているという。「やっぱり目標を失っちゃダメなんですよ。“何かしたい”っていう強いニーズがないと生きようと思わなくなっちゃう」と決意のほどを語っていた。