０３年のフジテレビ系ドラマ「大奧」が関東ローカルで再放送されているが１１日には第５、６話が放送された。徳川家茂の生母・実成院（野際陽子）が大奧内で勝手振る舞いを始め、おそのという奥女中がその犠牲になる。このおそのを演じたのが水川あさみ。ひどい仕打ちで気が触れてしまう難役で、ネットも驚きの声が上がった。

　１８日から小芝風花主演の「大奧」が始まることから、関東ローカルでこれまでの「大奧」が一挙放送。この日は和宮（安達祐実）が家茂のもとへ輿入れすることが決まり、家茂の母・実成院が大奧に入り勝手振る舞いを始める。

　実成院は家茂の御内証の方を吹き矢で選ぶと言い出し、吹き矢がささったのが奥女中のおその。おそのは里に許嫁がおり、３年の大奥務めをもうすぐ終え、許嫁と結婚することを楽しみにしていた。まる（池脇千鶴）は実成院に事情を説明し、自分がおそのの代わりになるというも、実成院は認めず。おそのは御内証の方となり、一生大奥からは出られなくなる。

　いいように使い捨てられたおそのは気が触れ、和宮を刺し殺そうとする。髪の毛はボサボサ、口から泡を吹き、着物も乱れた衝撃の姿。実成院は、御内証の方の存在を和宮に隠していたため、おそのについて「ただの気鬱の病を持つ女でございます」と説明するも、和宮は納得せず。おそのはそのまま牢屋につながれ、気が触れたまま自害してしまう。

　水川あさみの驚がくの変貌ぶりにネットも気づかなかった人も多く、「みっ水川あさみやん！」「水川あさみ？」など驚きの声が上がっていた。