藤井聡太八冠と羽生善治九段が甲子園で12月に対局 羽生九段は初甲子園に感激「ここで将棋をできるのは光栄」 甲子園&将棋連盟100周年記念
日本将棋連盟と阪神甲子園球場は13日、2024年にそれぞれ100周年を迎えることを記念して、12月8日に阪神甲子園球場で藤井聡太八冠と羽生善治九段による記念対局を開催することを発表した。
対局は甲子園のロイヤルスイートルームで行われる予定で、スタンドには観客を入れてオーロラビジョンで対局を映す方向で進めているという。
日本将棋連盟会長を務める羽生九段が甲子園で会見。小学生時代には野球を楽しんだ経験があるといい、この日初めて足を踏み入れた甲子園に感激した様子だった。「甲子園はテレビとかでずっと見ていました。現場に来ることができてうれしく思いますし、ここで将棋をできるのは光栄です。甲子園はたくさんのファンに愛されて応援されていますので、将棋連盟としても見習いながら、多くの人に楽しんでもらえるように一つの契機にできればと思います」と12月を心待ちにした。
今回の対局は、公式戦などで多忙な藤井八冠のスケジュールの調整がついて実現したという。羽生九段は「(それぞれの)違いを楽しんでいただければと思います」と話した。
向井格郎甲子園球場長も会見に同席。甲子園では100周年へ向けてさまざまなイベントを開催している。「対局は年末最大のイベントとして捉えています」と話した。