女優・遠野なぎこが１１日放送のフジテレビ「アウト×デラックス２０２４」に出演した。

　今のテレビ界を本音で語るコーナーで「すみません、悩み言っていいですか？」と挙手。マツコ・デラックスに「そんな時間じゃありません」とイジられつつ、「今まで毒舌とか物事をはっきりいう感じでバラエティーのお仕事をしてきたんですが、ある時期から毒を言ったり物事をはっきりいうことが時代に求められなくなってきて、去年くらいから仕事が激減して、私はいつからか時代に置いていかれた」と語った。

　これにゲスト出演した阿川佐和子が、自身も報道時代は周囲に求められて「いい子ぶるところがあったけど、私違うんだけどなというのがあった」と説明。しかし、報道から離れた番組で男女の話でぶっちゃけ発言してビートたけしらがギャップにずっこけたことがあり、「それから凄く楽になった」と明かした。

　遠野に向けて「番組に望まれることはある程度受け入れることも大事だけど、毒舌をはくことが本当にやりたいことなの？」と聞くと、遠野は首をふり、「そうじゃないなら飽きられることがあるんじゃないかな」と指摘した。

　マツコが「うわっ、本質ついちゃった」と声をあげ、遠野は「やりたいことではなかったです」と涙。

　マツコが「そろそろ本当のなぎ子に戻ったら？」と声をかけ、矢部浩之が「俺ら一番分からへんねん、それ」と突っ込み、笑わせた。遠野は「ゆっくり探していきます」と、阿川に感謝していた。