のど薬「フィニッシュ・コーワ」のＣＭで「歌手の小金沢くん」として一世を風靡（ふうび）した、演歌歌手の小金沢昇司（こがねざわ・しょうじ）さんが１１日午前２時３０分、呼吸不全のため、神奈川県内の医療機関で亡くなったことが１５日、分かった。６５歳。神奈川県出身。所属レコード会社の公式サイトで発表された。通夜・告別式は、遺族の意向により、近親者のみで執り行われた。お別れの会は未定。師匠の北島三郎（８７）ら“ファミリー”から追悼のコメントが寄せられた。

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　歌手の北島三郎が、まな弟子の小金沢昇司さんの早すぎる旅立ちに無念をにじませた。

　報道各社に書面でコメントを寄せた北島は「誠に残念です…愛弟子・小金沢昇司の訃報に接し、あまりにも哀しくて胸が痛みます」と吐露。北島音楽事務所から２０１４年にのれん分けの形で独立して以降も、小金沢さんのことを気にかけ続け、体調を崩していると聞き、心配していたという。

　自身を「おやじ」と慕ってきた小金沢さんとの日々を振り返り「縁あって出会い、今日までの泣き笑い、たくさんの思い出を置いたまま旅立ってしまった。こんな別れになるなんて…『形あるものはいつかは壊れ、命あるものいつかは終わる』とは言われても、６６歳はあまりにも若くて早すぎる」（原文まま）と悔やんだ。

　「おまえのことは、いつまでも忘れはしないよ。ありがとう…感謝」と思いを伝えた。