タレントの青木歌音が１７日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルに「私は大物芸人から性被害を受けました。当時の状況を説明します。」という告白動画を投稿した。

　詳細に内容を語りながら自身が告発しない理由なども語った。

　青木は、２０２２年に芸人から性被害を受けた告白をしているが、その芸人とは別として、「大物芸人」から受けた「８年くらい前」の体験を報告した。

　番組共演後に食事の誘いを受け、「ミーハー心もあったけど、この人と繋がって色んな番組に自分が出られるチャンスをつかみたいという感じ」で六本木の個室焼き肉店へ。その後、「まだ時間ある？」と聞かれ、承諾すると、いきなりホテルに誘われ、「変なことしないから安心し」と話しながら、手を引っ張って連れていかれたという。

　「なんで逃げないんだよ、死にものぐるいだったら逃げられるだろう、って世間の声多いじゃん。でも逃げられないんだよ」と振り返った青木。ホテルに入ってからも、最初は拒絶していたが、最終的には「業界での自分の立ち位置を守るために最終的に受け入れてしまった」と話した。

　その上で、自身が告発しないことを宣言し、その理由を説明した。

「自分が売れたいという損得勘定で性行為を断らず、受け入れてしまったという自分の非も認めているので」

「たとえば、手錠をかけられて、軟禁状態にさせられて無理やりだったら私も告発するけど、心の中で立場をよくしたい、売れたいという浅はかな欲望を断ち切ることができなかったから行ったわけです。私もいけないので」

　その上で、「浅はかな過去の自分を怒ってやりたいし、もう絶対やらない」と自らをいましめていた。

　青木は、男性に生まれ、その後、性転換手術を受け、女性アナウンサーなどして活動。現在は芸能プロダクションに所属しながら、チャンネル登録者数４８・４万人という人気ＹｏｕＴｕｂｅｒとして活躍している。