１９日に放送されたＮＨＫ連続テレビ小説「ブギウギ」では、スズ子（趣里）が恋人・愛助（水上恒司）の母、村山興業社長のトミ（小雪）からの伝言に固まってしまう。究極の選択を迫る非常通告に、ネットでは賛否の声が飛び交った。

　この日の「ブギウギ」では、喜劇王・タナケン（生瀬勝久）との舞台に大阪弁で臨んだスズ子の演技がタナケンの受け止めもあって大成功。羽鳥（草彅剛）の新曲「コペカチータ」も見事に歌い上げ、新たな扉を開く。そんな中、村山興業の社長秘書室長・矢崎（三浦誠己）が、トミの伝言があるとスズ子と愛助のもとへやって来る。

　神妙に言葉を待つ２人に、矢崎は「社長からの伝言です。同棲を始めて２年。年頃の男女が籍も入れず、半端なままでは世間体も悪い。そろそろ結婚を考えてはどうかと」。愛助が「ほな、認めてもらえるんですか？」と、スズ子と手を取り合って喜ぶ中、矢崎は無表情に「つきましては、福来さんに歌手をやめていただきたい」と衝撃の通告。

　スズ子が「はい！…はいっ？…あのー歌手をやめろいうんは…」と理解できずにいると、矢崎は「言葉通りの意味です」と告げ、２人は手を握り合ったまま固まってしまう。

　結婚か歌か－。歌手、そして女優の道も開け人気絶頂のスズ子に究極の選択を迫ったトミにネットも沸騰。

　「村山興業の跡取りの妻として、芸能活動との両立が難しいのは最初からわかってることなので、トミが悪いわけではない」「この時代の結婚はそうだったろう」「時代的にその考え方はおかしくないと思う。怖いけど冷たい人じゃない」と理解する声も多数。

　「愛助との交際を反対するかと思ったらそうきたか～」「相変わらずこええええええ」「トミさんどこまで意地悪なん？！」「愛助さんに生きる力を与えるのはなにより最推し福来スズ子の活躍なので、もう初手から間違ってる」と恐れおののき、反対する声も噴出した。