宮藤官九郎氏 新作ドラマは不適切!? 「なぜダメなのか」現代の厳しいコンプラに挑む

 脚本家の宮藤官九郎氏(53)が19日、都内で行われた脚本を務めたTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」(26日スタート、金曜、後10・00)の制作発表会見に主演の阿部サダヲ(53)らと出席した。

 今作では、昭和では許された喫煙シーンなどがそのままオリジナルストーリーで描かれるなど、コンプラに厳格な令和の時代に問題提起する。宮藤氏は「いろいろなことがダメって言われるようになった。ダメって言葉で終わりにして、なぜなのか考えないようになった」と脚本を手がけるきっかけを明かし、「なぜダメなのか、みんなで話し合ってほしいですね」と狙いを語った。

 1986年から2024年へタイムスリップし、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発言をさく裂させる“昭和のおじさん”小川市朗を演じる阿部は「楽しいドラマでもあるけど、愛が詰まっている。楽しみにしていただけたら」とアピールした。

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