3月いっぱいで退職の日テレ・藤井アナ「父の人生が新たな一歩を後押し」フリー転身の理由明かす
3月いっぱいで日本テレビを退社し、フリーとして活動する藤井貴彦アナウンサーが22日、同局の「日テレNEWS24」内で退職の理由などを語った。
藤井アナは「私自身、退社を考えたこともありませんでしたし、このまま定年を迎えるのだろうと思っていました」と当初は退職は頭になかったことを告白。そのうえで決断に至った理由の一つとして、父親が58歳で他界したことを明かし「父の年齢まで気づけばあと6年。その目印がどんどん大きく近づいてきた今、少しだけ自分のことを大切に考える時間があってもいいのではないかと考えたのです。私としては父の人生が新たな一歩を後押ししてくれたと思っています」と明かした。
同期入社で現在はフリーで活動している羽鳥慎一アナウンサーからは「もう十分会社に貢献したよ、藤井はフリーになっていいんだよ」と言ってもらえたといい「肩の荷がおりました」と話した。
転身後については「ネットワーク各局の後輩、そしていままで一緒に仕事をしてきた各地方のみんなと仕事をしたいです」とし「東京にいて仕事をしていると自分を見失う危うさもありましたが、系列のみんなが見せる仕事への情熱やひたむきさが、私の姿勢を正してくれました。彼らが私に人として大切なことを教えてくれたのです」と感謝を口にしていた。
藤井アナは3月いっぱいで「news every.」を卒業し、4月からは夜の「news zero」を担当する。