中村時蔵が初代中村萬壽襲名へ 中村獅童らに背中を押され、襲名を決意
歌舞伎俳優の中村時蔵(68)が22日、都内で歌舞伎座6月興行の記者会見に出席し、同公演で初代中村萬壽(まんじゅ)を襲名すると発表した。同時に時蔵の長男・中村梅枝(36)が6代目中村時蔵を襲名し、梅枝の長男・小川大晴(ひろはる=8)が5代目中村梅枝として初舞台が決まった。
息子に名跡を譲る時蔵は「イチから萬壽という名を築いていきたい」と意気込み。時蔵を襲名する梅枝は「無理です」と一度は断ったが、中村獅童(51)ら周囲に背中を押され、襲名を決意したという。時蔵は「大きな成果を挙げていて、そろそろいいのでは。ここで一つ名前を変えて飛躍してほしい」と願いを込めた。
また、獅童の長男・小川陽喜(はるき=6)が初代中村陽喜、次男・小川夏幹(なつき=3)が初代中村夏幹として初舞台を務めることも発表された。