古市憲寿氏、吉本の声明に「万博を控えているので火消しに躍起」文春側にも「清廉潔白か」
社会学者の古市憲寿氏が25日、フジテレビ系「めざまし8」で、24日に出した吉本興業の声明について「不信感を与えるんじゃないかと心配」としつつ、対する文芸春秋社に対しても「より厳しい世間の目が向けられる」とも指摘した。
この日は、24日に松本人志の問題について出した吉本の声明を取りあげた。古市氏は、このタイミングでの声明に「万博という国際イベントを吉本は控えているんで、そこで火消しに躍起だと思う、松本さんと自分たちは関係ないと…」とコメント。
吉本側は昨年末には「当該事実は一切無い」と強い言葉で記事を否定していたが、今回はこの「当該事実は一切なく」にガバナンス委員会から「誤解を招き何を指しているのか不明確で混乱を招いたように思う」などの指摘があったとも記されており、コンプライアンスの徹底を訴えている。
古市氏は「だったら第一報でこういう声明を出すべきではなかったし、逆に立場を変えてしまうことで、タレントを結果的に守れない企業なんだなってイメージも印象づけられた」「結果的に一貫してない態度が不信感を与えるんじゃないかと心配」と語った。
一方で「最近思うのは、文春という出版社は清廉潔白なのかとすごく思う」と文春側についても言及。今回も世間の耳目を大きく集める結果となっていることから「これだけ力を持ってしまった以上、社員に対し、より厳しい世間の目が向けられる」とも語った。