森雪之丞氏 作詞2700曲で自信作は「シブがき隊」の人気曲「意図的に心がけた」48年で初自選詩集

 自選詩集「感情の配線」発売記念イベントを行った森雪之丞
 サプライズで森雪之丞(右から2人目)の70歳の誕生日をお祝いした(左から)礒部花凜、牧野由依、猪塚健太(右)
 自選詩集「感情の配線」発売記念イベントを行った森雪之丞
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 作詞家で詩人の森雪之丞氏(70)が25日、都内で初の自選詩集「感情の配線」(開発社)の発売記念イベントを行った。

 森氏は布袋寅泰や氷室京介ら多くのアーティストからの支持に加えアニメソングやミュージカルの作詞など、幅広いジャンルで活躍し、作詞家人生は48年目に突入した。

 これまでのべ2700曲を手がけてきた中で各ジャンルの自信作を問われ「ポップスだと『シブがき隊』。当時のアイドル用語辞典にはない『ジタバタするな』とか『世紀末が来るぜ』という言葉をアイドルに歌ってもらうのを意図的に心がけた」とシブがき隊のデビュー曲「NAI・NAI 16」に触れて語った。

 またアニメソングでは、「ドラゴンボールZ」でおなじみの楽曲「Cha-la Head-cha-la」を挙げ、「僕だからあんなとんでもないものが書けた」と苦笑い。続けて「英語的な日本語をどうロックのリズムに乗せるかがずっとテーマだったので、孫悟空の破天荒なイメージが描けたと思う」とした。

 そんな作詞家人生では布袋との出会いで「人生が変わった」といい、「一番自分が書きたかったロックの世界の詩を彼に託せたのが一番大きかった」と回想。布袋の楽曲では「バンビーナ」や「POISON」などの作詞を務めたが「ロックでは、その辺りが自信作」と笑顔を見せていた。

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