「光る君へ」歴史ファン緊迫の花山天皇即位の日 さすがに映像化ならずも雅信セリフでバレる
28日に放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」では、ついに師貞親王(本郷奏多)が花山天皇となって即位。無類の女好きとして描かれている花山天皇は即位の日に仰天行為を行ったことが歴史書などで記されており、歴史ファンは固唾をのんでそのシーンを見守ったが…。
この日の「光る君へ」では、円融天皇(坂東巳之助)が毒を盛られて体調を崩し、占いの結果、ついに師貞親王が花山天皇となって即位する。花山天皇は奇行で知られ、性も奔放。即位に当たって、藤原実資(ロバート秋山)に、蔵人頭を続けて欲しいと命じるも、実資は「辞退いたします」と拒否。これに激怒し、その場にいた官人たちの被り物をはぎ取ってしまう。ナレーションによると、当時、被り物を取られるのは、下着を取られるのと同じ恥辱だと説明されている。
実は花山天皇は、即位式の日も、高御座に女官を引きずり込み、行為に及んだという記述もあることから、ネットの歴史ファンの間では、予告の時点から、花山天皇の即位の日をどう描くのか、注目が集まっていた。
この日は、女御となった藤原忯子(井上咲楽)の手首を縛って事に及ぶシーンもあったが、即位の日の出来事は左大臣の源雅信(益岡徹)のセリフでサラリと流された。
雅信は、未婚の舞姫が舞を捧げる五節の舞に、自分の家からも「誰か舞姫を出さねばならぬ」と溺愛する娘・倫子(黒木華)を、花山天皇の前で踊らせることを心配。天皇の奇行を聞き及んでいる倫子は「私は嫌です」と拒否。雅信は「帝は今、弘徽殿の女御に首ったけらしいが、即位の日も高御座の中に女官を引き入れ、事におよ…」と、娘の前であるため、全部は語らずも、即位の日の事件を知っていた様子。そして「そのような帝のお目に(倫子が)止まれば一大事。代わりの姫を探さねば」と話し、代わりにまひろ(吉高由里子)に舞姫を依頼する…。
雅信に語らせる形で、花山天皇の奇行を表現したが、ネットでも「花山天皇劇場は相変わらずNHKギリギリライン」「花山天皇の即位エピいれてきた さすがに映像化はしなかったか」「花山天皇祭り」「入内してきた姫をいきなり緊縛とかハイレベル過ぎるからやめてあげて」「花山天皇の高御座、さすがに言葉だけだった」など、注目度は高かったようだ。