「光る君へ」で10代演じた吉田羊 父兄弟にガチギレド迫力でネットも配役納得
28日に放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」では、円融天皇(坂東巳之助)から言われない疑いで罵倒された藤原詮子(吉田羊)が、実家である藤原兼家(段田安則)のもとに乗り込み、家族に怒りをぶちまける。そのド迫力に、ネットも震え上がった。
円融天皇は、自分に毒を盛ったのは詮子だと思い込み、詮子を罵倒。扇子で顔を叩き、詮子は頬から血を流す。
毒を盛るなど微塵も知らない詮子は、すぐに実家の仕業だと確信し、父、兄弟のもとに乗り込む。青筋を立てながら「帝に毒を盛ったというのは誠でございますか!」と怒鳴り「帝と私の思いなぞ踏みにじって前に進むのが政とは分かってはおりましたが、お命まで危険にさらすとは!」と訴える。
とぼける父・兼家だったが、これに詮子は「懐仁親王のことも、もう父上には任せません!私が守ります!」と自身が生んだ帝の親王は父には任せないと宣言する。あまりの興奮ぶりに、長男の道隆(井浦新)は「大きく息をなさいませ」「薬師を呼びます」となだめるも、詮子は「薬なぞ、生涯飲まぬ!」と吐き捨てて出て行く。
これに兼家は「長い間の独り身ゆえ、痛ましいことだ」と人ごとのようにいい、詮子の怒りも気にも止めなかった。
史実では、詮子は入内したのは16歳。懐仁親王を出産したのは18歳で、吉田が演じることに一部ネットでは驚きの声も上がっていた。だが、この日のド迫力の様子に「詮子さま、凄く若いので最初は配役、羊さん?と思ったりしたが、昨日の酷い帝の言葉を受ける表情や、父上との感情的なシーンで吉田羊さんであること大納得だった」「詮子役を吉田羊に託した意味みたいなのが生々しく丸分かりになりスッキリしました」「詮子様に吉田羊を配役した意味が見え始めた」などの声が上がった。
ちなみに史実では詮子は懐仁親王が即位すると大きな力を発揮。政治にも介入し、国母とも呼ばれるほどに力を持つ。道長を可愛がり、藤原家全盛のきっかけを作った人物とも言える。