南部虎弾さん1月末に輪島へ被災地ボランティア計画あった 告別式でアントニオ小猪木明かす「亡くなる直前まで行こうと」
お笑いタレントのアントニオ小猪木(西口プロレス)が29日、都内の斎場で脳卒中のため72歳で死去したパフォーマンス集団・電撃ネットワークの南部虎弾さんの告別式に参列。南部さんが、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市に出向き、被災地でボランティア活動を行う計画があったことを明かした。
小猪木はこれまで電撃ネットワークのイベントに出演し、2013年には神戸での「虫も喰わぬ聖誕祭2」で、人間圧縮袋に入ったこともあり、イベントでの数々の思い出を語った小猪木は「いろいろとお世話になったので、ショックです。同じ営業ライブでも大変、お世話になった方」と沈痛な表情で語った。さらに小猪木によると1月1日に起こった能登半島地震に心を痛めたという南部さんは、炊き出しや救援物資を届け、地元の人々を勇気づけていたかもしれなかったというのだ。
実は石川・輪島でのボランティア活動はスケジュール調整の段階で15日直後に行うことも検討されていたという。南部さんは亡くなる直前まで仕事には前向きで20日も、電撃ネットワークのイベントに出席予定だったが、容体が急変し帰らぬ人となった。15日直後であれば、小猪木らと、参加が決まっていた格闘家やプロレスラーらとともに南部さんも炊き出しを行っていた可能性もあったというだけに「残念ですね。亡くなる直前まで行こうとしていたとは聞いてますが」と言葉少なげに肩を落とした。