【The LDH Times】EXILE NESMITH 自分に素直で 経験“アウトプット”の40代

 40代を迎えたEXILE NESMITH(40)が熟考している。EXILE、EXILE THE SECONDの二つのグループを兼任。コロナ禍を経て、昨年はEXILEで初の海外単独公演を達成し、自身は4年ぶりミュージカルに挑戦した。3月からSECONDは6年ぶりアリーナツアーが開幕。経験をインプットし、試行錯誤を経て、アウトプットを繰り返す日々を送っている。

  ◇  ◇

 -昨年を振り返って。

 「昨年はSECONDとして5年ぶりの単独ツアー&初めてのホールツアーを回らせていただいた。昨年のツアーの大きな軸は、メンバーの脱退で5人のSECONDとなって、出会いと別れというのをテーマにして構成していた。今までの楽曲は変わらずにパフォーマンスするけど、人数が変わったことによる構成とか、いろいろ変わる部分もたくさんあった。こういうふうに見せられるのかと、これからのためにも発見が多かった。これからのSECONDを構築するために必要だった時間になったと思います。昨年は皆さんへの感謝を伝えるツアーだったけど、今年は自分たちの指針を提示するツアーになる」

 -後輩のライブで刺激を受けたそうですね。

 「昨年の三代目のツアーを見に行った時にすごく感じたけど、声出しができるようになったり、お客さまを100パーセント入れるようになったりと元通りになってのスケールでのライブを見て、“LDHエンターテインメント”をすごく表現したいなというのがある。ライブに行った日がたまたまHIROさんも一緒だったんですけど、HIROさんも“それ”を言われていて、新しいものを作っていこうとしていた今までのここ数年だったけど、コロナが明けての2年目で何を提示していくかというのが大事な1年になると思うので、発信していけたら」

 -昨年8月で40代に突入しました。30代から何か変わったことはありますか。

 「なんだろうな。意外とあまり変わらないんですよね。昔からスタンスというか、人間的な部分は変わらないことを自分は意識しています。変わらないことは…三日坊主ですね(笑)。熱しやすく冷めやすい性格は、どうにか変えたいです。音楽とか好きなものに対してはグッといけるけど、少し反省です。東京出てきて、この仕事を始めた時、人に『変わった』と言われるのが怖くて、変わらないようにしていた。自分はアーティストはこうあるべきとか型にハマるのが苦手。ただ自分が感じたもの、やりたいと思ったもの、自分の中に生まれる物には素直に反応できるようにしたい。面倒くさいということでも挑戦したい。インドアだったけど、釣りを経験して、外に出てみるのもいいなと思った。新しい人との関わりや発見があった。やったことのないアクティビティーに挑戦していきたい」

 -今年の目標は。

 「SECONDとして6年ぶりのアリーナツアー。毎回ツアーは全部表現しているものやスタイルが違うので、変幻自在な部分をSECONDはどこまでやれるのかと試されている。個人としては、40歳になってすぐにミュージカルをやらせていただいた。40歳になっての巡り合わせを広く感じた。20、30代でいろんな経験してきたものを、40代でどんどんアウトプットしていきたいですね。ミュージカルは少なからず年に一本はやっていけたら」

 ◇NESMITH(ねすみす)1983年8月1日生まれ、熊本県出身。2000年にオーディション番組「ASAYAN」に参加したのをきっかけに芸能活動をスタート。07年に新生J Soul Brothersとして選出され、09年にEXILEに加入。12年に「THE SECOND from EXILE」(後にEXILE THE SECONDに改名)が始動。「ピーターパン」「ラグタイム」など、近年はミュージカルにも挑戦。

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