伊藤惇夫氏、安倍派の文書1枚の訂正発表に「まさに紙対応」 司会の恵俊彰「うまいですね」
政治アナリストの伊藤惇夫氏が1日、TBS系「ひるおび!」で、自民党安倍派の清和政策研究会が莫大な額の収支報告書不記載を訂正したと文書1枚で発表したことに「まさに紙対応」とコメント。司会のホンジャマカ・恵俊彰をうならせた。
番組では、安倍派が過去5年間に95政治団体で計6億7654万円を収支報告書に記載していなかった問題を詳報。1月31日には清和政策研究会名で報道機関に「収支報告書の訂正について」のタイトルで「本日、当会の収支報告書を訂正しましたので、その概要を説明いたします。なお、詳細については、今後、総務省のホームページにおいて訂正された収支報告書が公表されるところですので、そちらをご覧ください」などと書かれた文書1枚が配布されたことを伝えた。
恵が「いやあの会見が開かれたわけでもありませんしねー。この1枚の対応でどういうことなんでしょうか」と呆れながら聞くと、伊藤氏の前もってのコメントが書かれたフリップには「これぞまさに紙対応」。恵が「うまいですね」と感心した。
伊藤氏は「安倍派は紙対応が好きだなあって思うんですけど。今回もそれで」と以前、細田博之元会長が旧統一教会の関連団体と自身との接点を説明する文書を紙1枚で公表したことを想起。
「そもそも以前から疑問に思ってたのは、何か収支報告書の記載漏れ等々がバレると、訂正で終わりなんですよね。それ以降お咎めがない」と問題視し、現在の政治資金規正法にはその部分が書かれていないと説明。「何らかの罰則規定でも、この政治資金規正法改正に伴ってつける必要があるんじゃないのかなっていう気がしますけどね」と強く訴えた。