闘病の宮川花子「今年はやったるで!」前日に抗がん剤治療も体調は「バッチリ」大助と恒例豆まき
19年から血液のがんの一種である多発性骨髄腫で闘病中の、夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」の宮川花子(69)が3日、大阪府寝屋川市の大阪成田山不動尊で行われた豆まき式に夫の宮川大助(74)と参加した。
車いすで登場し、手すりにつかまりながら立ち上がって観客へあいさつ。その後は座った姿勢で、声援に応えながら力強く豆をまいた。
イベント後は報道時に対応。前日2日に12時間かけて通院し、抗がん剤治療を受けたと語った。豆まきでは「途中で貧血になった」というが、体調は「バッチリ、バッチリ」。大助も「(花子は)人の前に出ると元気になる」とうなずいた。
さらに、右目横にできた「形質細胞腫」のため放射線治療を受けたことも明かし、「後ろから打ったからここ(後頭部)がちょっとはげた」と体調を説明。23年11月には白内障の手術も受けて視力が回復したといい、大助について「こんな男前と思わへんかった」と絶口調にイジった。
現在は体力を付けるため月・水・金曜日にリハビリを行っている。花子は「厳しいんですよ、リハビリが。それでお腹痛いから診てもらったら筋肉痛でした」と笑い飛ばした。
今月は岡山で漫才の出番、鳥取で講演会があり活動も順調。東京での収録にも参加すると明かし、「5、6年ぶり」(大助)の新幹線移動に挑む。花子は「新幹線(車いすを使うようになってから)初めて乗りますねん」と声をばずませ、「今年はやったるで!漫才楽しんで、入院をしないこと」と抱負。大助は「NGKの出番もらいたいな」と語った。