関ジャニ改め「SUPER EIGHT」横山裕の発案から5人で固めた エイターの関係変わらない

 関ジャニ∞が4日、新名称「SUPER EIGHT」を発表した。旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の創業者による性加害問題を受け、ファンクラブ内で新名称候補を募集していた。メンバー内で協議を重ね、「SUPER-」を採用した経緯も明かした。デビュー20周年に心機一転の第2章を迎えたメンバーは、オリジナルアルバム作成やツアーのスケジュールも併せて発表した。

 メンバーとファンにとって、心と身体に染みついた「関ジャニ」に代わる呼称は何か。悩み抜いた先で、5人は何とも“スーパー”な答えにたどり着いた。

 会員向け動画の冒頭、そろって「どうも、SUPER EIGHTです!」と明るくあいさつ。新名称決定までの経緯を、発案者だという横山裕(42)が「最初は∞(エイト)でいこうとしていたんですけど、∞だけだと寂しい、物足りないなと。僕らの中で“関ジャニ”に対する思いは相当強かったし、それに匹敵するものはなんやろうと。そこで僕は『スーパー』しか出てこなかった」と説明した。

 漠然とした言葉は、メンバーたちを経て徐々に固まっていく。横山が大人気漫画ドラゴンボールの“スーパーサイヤ人”を引き合いに「オレらもめっちゃ、強くなったやん」とプレゼンすると、安田章大(39)がアルファベットやカタカナ、記号、さらには漢字などさまざまな表記の「スーパーエイト」をホワイトボードに書き込む。複数案をたたき台に議論が進む中、大倉忠義(38)が字数や字画などを調べる。そして最終的に決まった。

 デビューからの20年を振り返り、大きくパワーアップしたという実感、自信がにじむ。もちろんそこには、ファンへの思いも詰め込まれている。「関ジャニ」という名前はなくなったが、横山は「EIGHTとエイター(公式ファンネーム)の関係は変わらないです」と呼びかけ「今日からしっかりSUPERを背負っていく」と宣言。メンバーそれぞれも意気込みを語った。

 心機一転、見据えるのは前だけだ。夏にはSUPER EIGHT名義で初作、グループとして12枚目のアルバムをリリースすると発表。さらに8月からはアリーナツアー、12月からはドームツアーを開催することも決定した。何ともスーパーな20周年になるが、横山は「オレらはオレらやし」とも語る。改名で“スーパー”になったわけではない。これまでの経験を経てパワーアップしたからこそ、関ジャニ∞は「SUPER EIGHT」となった。

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