三山ひろし、紅白けん玉チャレンジ失敗の16番は「補欠」だった 前日リハで体調不良者
演歌歌手の三山ひろしが7日、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」で、昨年大みそかの「NHK紅白歌合戦」のけん玉チャレンジの裏話を披露した。三山は昨年も恒例の大皿に連続で乗せる「けん玉ギネス記録」に128人で挑戦するも、16番が落としていたことが後で発覚し、成功が一転失敗となっていた。
三山は、一緒にけん玉チャレンジをしてくれる仲間について「初めてテレビに出る人や、けん玉が巧みでも見られるのが苦手な人もいる。そういうのをクリアできるメンタルがないと厳しい」と、普段とは違う環境でのけん玉はかなり難しいと指摘した。
ここで、三山のけん玉ファンである乾貴美子が、昨年の紅白について「本番前夜のリハーサルで、1人体調不良の方が出て、補欠の方が16番を担当した」と、失敗した16番は「補欠」だったと説明。これに三山は「リハは皆一緒にやります。でも全員は把握できない。(リハで)頑張りましょうねって、エイエイオーとかはあるけど、5分、10分ぐらい。2回ぐらい繰り返しリハやって。でも本番に突然変わったのは知らなかった」と打ち明けた。
16番が失敗する前に、パンサーの尾形貴弘が1度失敗していたが、これに三山は「あっ!と思った。でも練習の時から緊張されていた。マイクと間違えてけん玉でしゃべったり」とある程度想定内だったようだが、16番の失敗は歌唱中で気付かず。
けん玉は三山までつながり、最後は成功の勝ちどきまで上げ、一緒にけん玉をしたDJ KOOと「イェーイ!って舞台袖ではけた後に審議中ですってなって」とステージ袖で異変を知らされたという。「ネット上がバズってます、荒れてますと。誰かが失敗したらしいと」と、ネットの切り取り動画を見せられ、落としているのを確認したという。
「でもそれはそれとして、労いに楽屋に行ったらシーンとしてて。いつもならガヤガヤしてるけどどんより」と楽屋も重苦しい空気が充満。それでも三山は「敢えて名指しはせず、『こんなこともありますよ。でもけん玉仲間は裏切らない。もしも来年も出る事ができたら、皆さん出てもらえますか?』って言ったら、みんなが『オーっ!』って」と盛り上がって終われたという。
三山は名指ししなかった理由について「いえない状態だった。うなだれて、抱きかかえられてた」と16番のショックぶりを目の当たりにしたことから「自分が一番つらいのは分かってる。だからさらに慰めるのはやめておこうかなと。あえてそっとして」と振り返っていた。