「第６６回ブルーリボン賞　授賞式」（８日、東京・イイノホール）

　俳優の神木隆之介は、今回がブルーリボン賞初受賞となった。「名誉ある素敵な賞を受賞することができて、本当に幸せでございます。去年公開された『大名倒産』、『ゴジラ－１・０』。監督始め、スタッフの皆様、仲間たちに本当に感謝の気持ちで一杯ですし、今まで関わらせて頂いた皆様にも感謝の気持ちで一杯です」と受賞を喜んだ。

　子役時代から映像の世界で活躍する神木は「皆さんの人生に残るものに僕たちは携われているんだなって。中々人の思い出に残れることって無いと思うので、そんな仕事ができているのは幸せで嬉しい事だと思います。この賞を頂けたということを胸に刻んで、これからも皆さんの思い出に残れるようなお芝居ができる役者さんになっていきたい」と誓いを立てた。

　助演女優賞の浜辺美波とは、映画「ゴジラ－１．０」ほか、昨年前期のＮＨＫ連続テレビ小説「らんまん」で夫婦役で共演。司会の倍賞千恵子の「せっかくですから、並んで頂いてコメントを頂きたい」という気遣いで“再会”が実現した。

　マイクを隔ててツーショットとなり、浜辺は「お笑い芸人みたい」と笑顔。神木に向けて「そばで二年以上、ご一緒させて頂いて、神木さんの座長として、皆さんを導いて下さるパワーみたいなものにずっと助けられていた。心からお祝いの気持ちを込めています」と祝福を送った。

　主演男優賞と主演女優賞を獲得した役者が、翌年のブルーリボン賞授賞式で司会をするのが恒例。主演女優賞の吉永小百合と来年マイクの前に立つが、神木は「緊張していてよろしくお願いいたします。足を引っ張らないように全力でやりたいと思います」と吉永へ頭を下げていた。