ガーシー被告裁判 カウアン氏の出廷を弁護士バッサリ「裁判官に響くかクエスチョン」女性医師「やったもん勝ちで終わってほしくない」
俳優の綾野剛らを動画投稿サイトでの暴露投稿で脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)など五つの罪に問われた元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告(52)の公判が8日、東京地裁で開かれ、検察側は懲役4年を求刑した。
この日のTBS・CBC系「ゴゴスマ~GoGo Smile」では、裁判を特集。昨年10月の法廷では、ジャニー喜多川元社長による性加害問題を告発した元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏も情状証人として出廷したことに触れられた。
カウアン氏はガーシー氏の動画に出演しており「ガーシーさんが唯一、日本メディアで取り上げてくれ、勇気をもらい、恩がある」と語った。
弁護士の北川貴啓氏は、カウアン氏が語ったことの裁判への影響について聞かれ、「弁護人としては、その辺しか、アピールするポイントがなかったのかもしれない。それが裁判官に実際に響くかというと、正直、クエスチョンかなと」と語った。
また医師の丸田佳奈氏は「この事件って、社会で問題になっていることをいくつも含んでいる。YouTubeとかSNSが介入することによって、第三者の目があるから、エスカレートしやすい。それによって知名度が上がれば、利益も生まれる。そうなると、罰金とか示談金を払うお金も莫大になっていく。勝手な正義感があったというけど、勝手な正義感で常識を超えた攻撃も、いろんなところで行われている。そういった意味で、今後の抑止力になるために、やったもん勝ちで終わるような結果に、私はなってほしくない」と厳罰を求めた。