「もののけ姫」米良美一 3万人に1人の難病「15歳までに30回骨折」生まれた時点で足骨折「治ることないし、薬もない」
ジブリ映画「もののけ姫」の主題歌を担当した声楽家、米良美一が、YouTubeチャンネル「街録ch~あなたの人生、教えてください~」に出演。2万~3万人に一人という先天性の難病に苦しんできたことを語った。
米良は、全身の骨が骨折を繰り返す希少疾患「先天性骨形成不全症」を患って生まれてきたという。
「治ることはないし、薬もない。普通に外とかを歩いたり駆け回ったりして、ちょっとつまづいたりするとボキッて音を立てて、手足が骨折を繰り返すんです。私は生まれた時に母のお腹の中で足が折れてる瀕死の状態から始まった」と吐露。15歳までに30回くらい骨折したという。
「1年に2回、どこか手足が折れる。痛かった。ねじったりよじれたりしただけで、何が起きたか分からない。骨折すると気が遠くなる」。小学校は完全看護の病院と寄宿舎のある養護学校に通った。
18歳までその養護学校に通った米良は、松田聖子に憧れを持ち、苦難を超えて、音大に首席で合格。声楽家の道を進んだ。