吉永小百合 ブルーリボン主演女優賞「うれしゅうごさいます」 “息子”二宮和也と再会し「急にお母さんになっちゃった」

 女優・吉永小百合(78)が授賞式の壇上で“息子”と再会を果たした。「こんにちは、母さん」で第43回の「長崎ぶらぶら節」以来、23年ぶりで最多タイとなる3度目の主演女優賞。スピーチでは「ブルーリボン賞の受賞、とびっきりうれしゅうございます」と喜びを表現した。

 さらに司会席の二宮和也に目をやり、優しくにっこり。吉永は「母と暮せば」(15年)での共演以来、二宮を「本当の息子のよう」に感じているといい「いろいろと心配なことがあって、大変だったと思うんですけど」と事務所からの独立など、二宮の環境の変化を気遣った。「なんか急にお母さんになっちゃった」と照れながら「映画も全部見ていますから」と語りかけた。

 “母”からの言葉に、二宮も思わずマイクを手に舞台中央へ歩み寄り「写真、撮りましょうか」と急きょ2人でのフォトセッション。「驚いたのが(助演女優賞の)浜辺美波は23歳なので、浜辺美波が生まれてから以来の受賞」と息の長い活躍を続ける“母”を祝福した。

 吉永は「もう辞めた方がいいんじゃないとか、この前ネットニュースにも出ていましたが、自分の身体が元気なうちは、大好きな映画の世界でやらせていただきたい」と意気込み。そして「これからもまた、どんな映画でも良いから映画館で見てもらいたい。それが私の願いです」と映画文化の発展を祈った。

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