黒川想矢 ブルーリボン新人賞 ド緊張スピーチ「全部真っ白に」 映画初出演で「素晴らしい景色を見させていただいた」
東京映画記者会(デイリースポーツなどスポーツ紙在京7社で構成)が制定する「第66回ブルーリボン賞」の授賞式が8日、東京・内幸町のイイノホールで行われた。コロナ禍を経て、4年ぶりの開催。映画「ゴジラ-1.0」が作品賞、神木隆之介(30)の主演男優賞、浜辺美波(23)の助演女優賞の三部門を制覇。キャスト2人と同作の山崎貴監督(59)が“ゴジラポーズ”で喜びを表現した。司会は昨年度主演賞の俳優・二宮和也(40)と女優・倍賞千恵子(82)が務めた。
映画「怪物」の演技で新人賞を獲得した黒川想矢(くろかわ・そうや=14)は、映画初出演の作品での受賞に「初めまして。ちゃんと考えてきたんですけど、全部真っ白になって」とド緊張。事前にしたためてきたという手紙を読んだ。
同作のクランクイン前だったという2年前を振り返り「監督が求めている演技に悩みながら過ごしていた。周りが見えず、皆さんに迷惑をかけた。劇場公開後、多くの方からお褒めの言葉をいただき、素晴らしい景色を見させていただいた。これからは撮影の時にいただいた宝物を大事に頑張って行きたい。これからも悩んでいきたい」などと初々しく語った。
声を震わせながらも、しっかりとスピーチしきった黒川に司会の二宮は「要約すると、今後は二宮君と一緒にやっていきたいと言うことかな?共演したい?」と質問。黒川は「お願いします!」と笑顔を見せていた。