「ミヤネ屋」松本記事の女性11人も 亀井弁護士「週刊誌相手せずA子さんB子さん」と裁判なら争点明確 文春だけ提訴は「得策でない」
8日の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」では、松本人志と女性を巡る問題について「週刊文春」が第6報を報じ、証言した女性が11人(A子さん~J子さん)となったと伝えた。
11人の訴えている内容はさまざまで、松本側は「A子さん」「B子さん」が証言している第1報に対して、週刊文春などを提訴している。
提訴した松本側は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたい」としているが、番組では文春を相手にした裁判では、記事の「真実相当性」などが焦点となり、松本の反論主張について明確に決着がつくかは不透明との指摘があがった。
出演した元検事の亀井正貴弁護士は「基本的に私は裁判はあまり得策ではないと思ってて、いまでも取り下げられないかなと思ってるくらい」との見解を示した。
「国民の事実認定と評価を勝負どころにするのか、裁判官の事実認定を勝負所にするのか、どこにポイントを置くか」と指摘した。
仮に自身が依頼を受けた場合は「あまり週刊誌は相手にしないです。取材対象者だけを相手にします」と述べた。
今回の報道においては「A子さん、B子さん」と争えば、争点が明確になるとした。
「ただ、この事案では、それをやることで世間がどう見るか」としたうえで、「弁護士としての感覚だけで言えば、週刊誌は相手にしないです」と語った。