ムロツヨシ 大物俳優との関係を隠し続けていた 27年間、視界にも入らず 再会場所がプロ
俳優ムロツヨシ(48)が4日放送のTBS系「日曜日の初耳学」に出演。19歳当時に柄本明(75)が座長の劇団「東京乾電池」に在籍していたことを明かした。
研究生を募集しており、他の劇団に比べて安く「1カ月1万円、なんとか手が届く、バイトしてでも勉強費に」とオーディションを受けて合格したという。
最初に芝居を見た柄本から「君のやり方は間違ってない、だけど君のやり方はとてつもない遠回りをする、覚悟持てるなら続けなさい」と言われたが、少し自信を持ってしまったことで、次は「お前恥ずかしいな、自分のことうめえと思ってんだろ」と言われたことも明かした。
1年で退団したが、何もできないことに気づき、柄本に手紙を書き「なにをすべきか分からなくなってしまいました。付き人でも」と伝えたところ、喫茶店で会ってくれて「付き人はやってないけど、迷ってるなら稽古場に見に来れば?」と言われたという。
1カ月見学することになり、毎日見学していたところ、1カ月後に「てめえ、いつまでいるんだ、この野郎」と言われたと笑わせた。
「今考えたら、ここにいても、これ以上、何もないよ」という意味だったと解釈しているという。
最後に御礼の手紙を書き「次はお芝居する場所でお会いできるように頑張ります」と伝えた後は、これまで柄本との関係を公にせず「自分の中にしまって大事にしていた」と告白した。
それから27年、今回、主演映画「身代わり忠臣蔵」で初めて共演がかない、「講師と研究生、あの方の視界に入るのがほぼその日以来」と明かした。
柄本がクランクアップし「ムロさんどうもありがとうございました」と握手する映像が紹介された。楽屋に挨拶に行こうとしたが、柄本が軽く手をあげたため「共演できて光栄でした。また共演できるように頑張ります」とだけ伝えたという。