宝塚 花組トップ柚香光サヨナラ公演開幕「向上に向上を重ね、大切に過ごしたい」
5月に退団する宝塚歌劇団花組トップスター柚香光とトップ娘役・星風まどかのサヨナラ公演「アルカンシェル~パリに架かる虹~」が10日、本拠地の宝塚大劇場で開幕した。
ナチスに占領されたパリを舞台に、様々な困難に立ち向かい、レビュー劇場「アルカンシェル」のスターダンサーのマルセル役の柚香は、劇中のレビューシーンでは、表現力豊かにダンスを披露。ファンを魅了した。
終演後、柚香は「皆様にお目にかかれまして、こうして初日を迎えられましたことを、心より嬉しく、感謝致しております。本当にありがとうございます」と感謝。「この宝塚大劇場が、この舞台のまま、レビュー劇場アルカンシェルに生まれ変わり、数々の華やかなレビューをご覧いただきました。これも、宝塚ならではの舞台であると、こうして皆様にご覧いただけたことを本当にうれしく思っております」と振り返った。
さらに「そして、何よりも、皆様がくださった温かな拍手、そして時折の笑い声、それが本当に嬉しく、身に沁みる想いでございますが、歌、ダンス、お芝居と、精進して参ることが第一と心得ておりますので、千秋楽の日まで、一回一回を大切に、向上に向上を重ね、皆様とご一緒できる一瞬一瞬を、一日一日を大切に過ごして参りたいと思っております」と最後の日まで男役・柚香光としての成長を誓っていた。
宝塚は3月24日まで。東京宝塚劇場は4月14日~5月26日。