中村七之助、大御所女優から激怒された過去告白 「お兄さんに代えてくれ」と要求され、父・勘三郎さんも激怒
歌舞伎俳優の中村七之助が11日放送のフジテレビ系「ボクらの時代」に出演。女優の渡辺えりから激怒された過去を明かした。
渡辺が「蝶々みたいななのやる役のやつ」と切り出し、七之助との最初の接点となった、歌舞伎舞踏の「(春興)鏡獅子」で七之助が演じた胡蝶についての思い出を語った。
七之助が「厳しいんですよ~、昔」と振り返ると、渡辺は「若い時ってさあ、真面目すぎちゃって。お父さん(故中村勘三郎さん)から『何でも言ってくれって、気が付いたこと』って言われてて。何か言わなくちゃいけないと思ったわけ。それで、『蝶々なんだから、蝶々っていうことをどう捉えているかっていう役作りが甘いんじゃないか?』って言っちゃったんだよね」と説教したことを明かすと、七之助は「そうそう、5歳の子に」とポツリと返した。
さらに渡辺は「隆ちゃん(七之助)が一番最初に女優さんと共演したのが私なんだ」と、初めての舞台共演についても言及。「東京公演は雅ちゃん(兄の中村勘九郎)が恋人役だったのよ。(戦争に行くシーンで)私と別れたくなくて、大粒の涙を流してくれるの。ああ、かわいいと思って。次に弟になったわけ、大阪公演で。全然よくないの。私が(七之助の母の)好江さんに電話して『お兄さんに代えてくれ』って」とあっけらかんに明かした。
女優の大竹しのぶが「ひど~い。ひどいね~!」と七之助に同情すると、「したら、ウチの父が怒っちゃってねえ、僕によ」と、勘三郎さんからこっぴどく叱られたことを告白した。
渡辺は「『分かってるのか。台本読み直せ』って、私が怒鳴っちゃって。子どもだから、まだ16(歳)ぐらい。『どういう台本だと思ってんだ』と怒っちゃってね」とまたも説教したことを明かしていた。
「100%、僕がいけないんですけど」と反省した七之助だったが、その後公演中に、渡辺が両足が肉離れを起こして車いすで舞台に上がっていたことを暴露。「その人に好きですって言えない。言えない、言えない。僕はそれが一番記憶に…」とささやかに反撃していた。