タレントの東野幸治が１１日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。派閥の裏金事件や、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）との関係について説明責任を果たさない自民党の国会議員に言及した。

　番組では、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、安倍派幹部が訂正した収支報告書で使途を「不明」としていることに、国民から怒りの声が上がっていると伝えた。また、自民党の盛山正仁文部科学相が、衆院選の際に旧統一教会の政策協定にあたる推薦確認書にサインをしたかどうかについて「記憶がない」などと発言していることについても取り上げた。

　こうした明確な説明をしようとしない自民党議員に対して、お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志は「どの業界もパキパキに線引きされているのに、国（国会議員）だけ“全部グレーでいきまっせ、これからもグレーでいきますよ”みたいな」と、説明責任を果たさない国会議員へいら立ちを見せた。

　すると東野が「あんまり言いたくないけど、われわれ芸人もコンパもできないんですよ」と松本人志の女性問題に触れて、ぼやいた。

　隣に座るラッパーの呂布カルマが「パーティーにしたらいいんじゃないですか？」とツッコんで笑わせたが、東野は「国会議員の方は一番緩いところにいてんねんなあ、と思いますけど」と皮肉った。