大泉洋「閉塞感、どこか政治に違和感を覚えたり現代に通じる」 主演映画「室町無頼」の製作発表会見

 登壇する大泉洋(撮影・棚橋慶太)
 タイトルを発表する大泉洋。(後列左から)入江悠監督、松本若菜、長尾謙杜、堤真一、柄本明、北村一輝(撮影・棚橋慶太)
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 俳優の大泉洋(50)が11日、都内で行われた主演映画「室町無頼」(25年1月17日公開)の製作発表会見に共演のなにわ男子・長尾謙杜(21)、松本若菜(39)、北村一輝(54)、柄本明(75)、堤真一(59)らと出席した。

 同作は作家・垣根涼介氏が原作で、自らの力で時代を切り拓いた「無頼」たちを描いたアクション・エンターテインメント。大泉は日本史上初めて武士階級として一揆を起こす蓮田兵衛役。「タイトルを聞いた時に、とてもワクワクした」と振り返り、「50(歳)という年で時代劇をたくさん見てきた。時代劇に出演できて、このスケールでできる、関われるのはそうない。役者としては心躍るものがありました」と思いを語った。

 ストーリーは歴史に残された史料こそ少ないが「無頼」たちは腐りきった政治と世の中をたたき直すため、命がけの戦いに挑んだ姿が描かれている。同作にふさわしく2月11日の建国記念日に合わせて製作発表会見が行われた。

 撮影は昨年に行われ、殺陣も稽古。コメディー作品の印象が強い大泉ではあるが、今回は“大泉洋史上最高にカッコいい男”を演じきった。「タイトルを見てもワクワクするけど脚本を読んでも痛快で、室町時代ではあるけど、どの時代も同じと言えば同じで、どこかに閉塞(へいそく)感を感じたり、どこか政治に違和感を覚えたりという時代である中で、とても現代にも通じる。近年ここまでのスケールで撮られている映画はそうない。時代を変えようとした人物ばかりです。何か明日からアクションを起こしたくなるような映画だと思います」とアピールした。

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