萩本欽一、仮装大賞放送後にYouTube配信 感動前説は「今だから話せるけど」

 コメディアンの萩本欽一が12日、YouTube生配信を行い、この日放送された日本テレビ系「第99回仮装大賞」について、冒頭に放送された前説について「正直いって、生涯あんな大きな拍手は初めてかもしれない」と感激の表情を浮かべた。

 欽ちゃんは、仮装大賞放送終了直後からYouTube生配信を開始。仮装大賞冒頭は、欽ちゃんの前説から始まったが、「正直言って、あんな大きな拍手、初めてかもしれない」としみじみ振り返った。

 客席からは「欽ちゃん、ありがとう」という温かい声が上がったといい「あれで目からエラいものが流れそうでさ」と思わず泣きそうになったと告白。生配信を見ている視聴者からも、前説について「ぜいたくなスタートでした」というメッセージが届き「テレビ流れたの?」と苦笑い。「ディレクターうまいね。今だから話せるけど、3年やってないから、番組出ていきなりは調子が出ないと思ったの」「だから本番で10分、無駄な時間を使わせてって。それでエンジンかかったら(本番に)」とスタッフにお願いしていたと明かした。

 するとスタッフから「じゃあ本番前に前説で好きなようにしゃべったら?って言われて、放送で使わないからしゃべっていいですよって」と、敢えてスタッフ側は欽ちゃんに自由にしゃべってもらうために、「放送しない」として前説の時間を用意。果たしてその感動の前説は放送され、欽ちゃんは「あいつ(スタッフ)の演出だったんだな。知らないで平気で出てったら欽ちゃん~って。ちょっと胸に来ちゃった。感謝するよ。お客さんに。感謝だよ」と、スタッフ、そして観客に感謝を述べていた。

 欽ちゃんは前回の「仮装大賞」でこれで最後の出演になると宣言。その後3年、番組は放送されなかった。

 だが今回は番組の最初に1人で舞台に登場。温かい拍手の中、相方の香取慎吾の熱い思いに背中を押されたことや、観客へも「こんなにたくさんの仮装の恋人たち。今日は恋人みたいなんだもん。来て良かった」としみじみ語り、観客席では涙を拭う人の姿も見られた。

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