アンミカ、松本人志裁判に「女性たちが置き去りにならない形で」と持論展開「私も芸能人である前に女性ではあるので」
モデルのアンミカが16日、日本テレビ系情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜、後1・55)にコメンテーターとして出演。3月28日に第1回口頭弁論が行われることが明らかになった、ダウンタウン・松本人志による「週刊文春」発行元の文芸春秋らを相手取った民事訴訟について言及し、持論を展開した。
番組では亀井正貴弁護士が裁判の流れを解説。文春側が「真実性」「真実相当性」を証明できるかがポイントであるとした。この流れにアンミカは険しい表情で「今まで、芸能界の方でコメントされた方々も、今回の件は裁判で証明されるので、それまでは…っていう言葉が多かったんですけども、多分私たちの思っている、松本さんが潔白をお示しになりたいだろうって、私たちも納得いくだろうって思っている裁判の結果と、ここで証明されるものって、ちょっとズレがありますよね」と疑問を口にした。
アンミカはさらに「これではっきりするから、それまでは私たちも分からないのでという前提でお話をさせてもらってるんですけど、そこで明らかになることは、果たして私たちが知りたい、潔白であったのか、あったかなかったのかとはちょっとズレるっていうところを感じながらしゃべるとしたら」と前置きしつつ、「今どうしても、週刊誌と松本さんの構図、松本さんからしたら、なかったとしたらすごい名誉が傷つくことになるんで大変なことなんですけど、ちょっと今、似たようなパターンの3都市で飲み会があったのではないかという、バラバラのところから話があるという」と分析。番組内で流した街頭インタビューの表現を引用し、「火のないところに煙は立たない、火種があったんじゃないかしらなんていう…」と話した。
さらに「飲み会をセッティングした人からすれば、楽しい飲み会のはずだった、でもハラスメントと言われるものは得てして、見る角度からすると違うことがある」と持論を展開。「女性たちがどちらが事実か分からないにしろ、置き去りにならない形でしっかりとみんなの意見を交わし合う裁判であってほしいなという気はします。私も芸能人である前に女性ではあるので」と主張した。
また、訴訟の対象となっている記事で証言している女性に関して、「A子さんB子さん、どちらかだったか、性行為はなかったんだけれども、怖くて帰って来られたっていう方も、実は何もなかったじゃないかっていう男性は多いんですけど、それも1つの恐怖を植え付けられたハラスメントということになるので、ここはなかったからいいことでもないっていうところも、証明の仕方がお互いに難しい。どっちがどれで真実か、まだわからない上で話してるんですけれども」と力説。また昨年、性加害に関する法律が変わったことに関しても触れ、「納得いかないのが、それは仕方ないんですけど、法律が変わったかどうかよりも、私たちは言いやすい環境にあって言えてるか、言いにくくて言えなかったかだけの時期やと思うんですけど、法律っていうのはそこがすごく難しいですね。情の絡まないところだから」と訴えた。