藤井聡太王将 名古屋→大阪を近鉄「安いのでその手筋使う」 深夜ラーメン「悪手」 質問コーナー、将棋用語で笑わせる
将棋の藤井聡太王将が17日、大阪府高槻市の「高槻城公園芸術文化劇場」で開催された第73期ALSOK杯王将戦の「振り返り大盤解説会」に出席した。
4連勝で終えた王将戦を振り返った後、ファンからの質問コーナーで「食欲と睡眠欲どちらを重視しますか」と問われ、「10年前なら食欲でしたが、今は睡眠が大事」と答えた。10代の頃に対局後深夜1時ごろにラーメンを食べてしまい、「今思えば『悪手』でした」と独特の言い回しで振り返り、「家族から夜中にラーメンを食べないように言われています」と、会場の笑いを誘った。
また鉄道ファンでもある藤井は、会場の最寄りである高槻市駅を走る阪急電鉄に乗ったことがないと明かし、「いつか乗ってみたい。新幹線と並走している区間があるので、そこから列車は見ているのですが」と笑顔で話した。地元・愛知県と大阪を結ぶ近鉄電車は「子どもの頃からよく乗っていました。新幹線より安いのでよくそういう『手筋』を使う」と、再び将棋用語を使ってファンをわかせた。
藤井は解説会の前に、同会場で行われた「第5回高槻こども王将戦」を視察し、対局前には「これまでの練習の成果を存分に発揮し、楽しんでもらえることを願っています」と、集まった子どもたちを激励した。