映画プロデューサー・叶井俊太郎さん死去 一昨年6月膵臓がんで余命半年宣告 妻は倉田真由美氏

 漫画家・倉田真由美氏(52)の夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎(かない・しゅんたろう)さんが16日午後、東京都内の自宅で死去したことが17日、分かった。56歳。東京都出身。一昨年6月に膵臓がんが判明。医師から余命半年の宣告を受け、ステージ4であることを公表していた。

 関係者によると、亡くなる1週間ほど前に電話した際には「しゃべんのもつらい」と話していたという。昨年12月には腹水がたまるようになり「さすがにキツイ」とこぼしていたという叶井さん。年明けからは自宅の介護ベッドで過ごし「痛いのはイヤだから早く死にてぇんだよ」と胸中を口にしていたという。

 抗がん剤治療は「副作用はいやだ」と受けず、極力普段通りの生活を続けることを選択。1回に数百万円ほどかかるという高額な免疫治療を受けていたという。

 叶井さんはラジオ局勤務を経て、映画配給会社へ。01年には買い付けた「アメリ」が大ヒットした。また、プロデューサーとして「いかレスラー」や「ヅラ刑事」などに携わった。一方で、自身が代表を務めた映画配給会社が破産申請するなど、トラブルも味わった。

 倉田氏とは09年に結婚。叶井さんにとっては4度目の結婚だった。その倉田氏は夫の病状をSNSで逐一公表してきた。14日には「今月に入ってから、夫の変化の速度は想像を絶するものです」などと病状の変化を報告。その2日後、「半年」という余命宣告から約1年8カ月を生き抜き、天国へと旅立った。

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