24時間テレビ「2件の不適切な寄付金取り扱い」報告 3080円入り封筒紛失など 水卜麻美アナが特別番組放送
日本テレビは17日、20分間の「24時間テレビ特別番組」を放送。水卜麻美アナウンサーが出演し、昨年発覚した系列局での寄付金着服問題について、調査結果と再発防止策を説明した。
24時間テレビチャリティ委員会会長の八木元氏が謝罪と、日本海テレビで起きた着服を説明。31社関係者283人を聞き取り調査を行ったという。その結果、「日本海テレビ以外では不正行為は確認されなかった」とした一方で、「2件の不適切な寄付金取り扱い」が明らかになったという。
1件目は、2003年は協力団体運営の募金会場でボランティアスタッフが自身の1万円札を寄付金の千円札10枚に両替。2件目は、2013年に寄付金3080円の入った封筒を委員会社が紛失したケースがあったという。
どちらも発生した年に当事者への謝罪とチャリティー委員会への返還が終了していることを確認しているとした。
これらを踏まえ、同局は「外部弁護士を交えた不正防止対策チーム」を発足させたという。再発防止策としては、「寄付金をもとづく新たなルールの設定」「現金管理の専門業者への委託」「24時間テレビ不正通報窓口の開設」など4つの取り組みを明かした。
日本海テレビによる寄付金着服が報告されたのは昨年11月。経営戦略局の局長(当時)が2014年から寄付金264万6020円を含む1118万円を着服していたと発表した。