伊東純也選手側の民事訴訟 若狭勝弁護士が2つのメリットを説明、決着は「民事の一審判決まで最低でも1年」
元東京地検特捜部の若狭勝弁護士が20日、フジテレビ系「めざまし8」に出演。サッカーのフランス1部リーグ、スタッド・ランス所属の伊東純也選手(30)側が19日、同意なく性行為をされたとして自身を刑事告訴した女性2人に計約2億円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した狙いなどを解説した。
今回の性加害疑惑をめぐっては1月18日に被害を訴える女性2人が刑事告訴し、伊東選手側が2月1日に虚偽告訴として刑事告訴。19日には伊東選手側が専属トレーナーとともに民事提訴している。
若狭氏は刑事告訴に続いて民事訴訟を行ったことについて、2つのメリットがあると説明。「1つは、相手の証拠がどういうものがあるのかを民事訴訟を通じて全部把握できる。もう一つはこれだけすごい証拠もきちんと整っているということを相手方に示すことができて、それが逆に将来的にはそれだけ証拠があるんだったらと和解の方向にいくとか、そういう効果という面もあるんだろうと思います」と解説した。
決着するまでの時間については「刑事事件で検察庁、検事が起訴か不起訴化を判断するまでには、少なくても今年の年末まではかかると思います。民事は一審の判決が出るまでには最低でも1年くらいはかかると思います」と見通しを説明。MCの俳優・谷原章介を「そんなにかかりますか。それだけの間ずーっと、じゃあもしかしたら代表として試合に出られないかも」と驚かせた。