弁護士の三輪記子氏が２０日、日本テレビ系情報番組「情報ライブ　ミヤネ屋」（月～金曜、後１・５５）に出演し、ダウンタウン・松本人志が「週刊文春」の発行元である文芸春秋と同誌編集長を相手に起こした名誉毀損による損害賠償訴訟について解説した。

　番組では、文芸春秋に届いた訴状の内容を紹介。コメンテーターのデーブ・スペクターや亀井正貴弁護士が、裁判の争点は松本側による違法行為、加害行為があったかどうかであると指摘した。

　これに三輪弁護士は「それだけじゃなくて、違法かどうかだけじゃなくて、違法じゃなくても不適切だという風に、社会的立場がある人がするには不適切な行為だ、それが私的な行為であってもていうことは、それは社会がどういう風に評価するかっていう問題で、違法じゃなくても問題な行為っていうのは、私はあると思いますけどね」と持論を展開した。

　さらに「民事裁判で何が争点かっていうと、その松本さんが違法行為をしたかではなくて、文春の報道が真実かどうか、あるいは真実相当性があるかどうかっていうところがポイントで、松本さんのしたことが違法かどうかは争点ではないっていう風に思います」と発言。デーブや亀井弁護士の指摘に真っ向から反論した。