松坂桃李 6年ぶり時代劇 役所広司&芳根京子と共演 天然痘に立ち向かった実在の医師演じる
俳優・松坂桃李(35)が映画「雪の花-ともに在りて-」(来年1月24日公開)で主演を務め、役所広司(68)、芳根京子(26)と共演することが21日、分かった。松坂は江戸時代に日本を救った実在の医師を演じる。
原作は1988年に発表された吉村昭さんの小説「雪の花」。数年ごとに大流行し、多くの人命を奪い続けた天然痘に立ち向かった福井藩の町医者・笠原良策(松坂)の姿を描く。監督は、これまで歴史の陰に隠れた心魅かれる人物を描いてきた小泉堯史氏(79)が務める。
松坂が時代劇に挑戦するのは2019年公開の主演映画「居眠り磐音」以来6年ぶり。「非常に身が引き締まる思いです。未知の病と闘った一人の町医者がつないだ希望。懸命に命と向き合う笠原良策の姿を『雪の花』という作品を通して観ていただきたいです」と意気込んでいる。
良策と志をともにする京都の蘭方医・日野鼎哉(ていさい)を役所が、妻の千穂を芳根が演じる。松坂は「役所広司さんはじめ、すてきなキャストの方々と共演させてもらえたのは何より心強かったです」と共演者への信頼を明かした。
役所は「松坂くんとは何度かご一緒していますが、良策という役は本当に心の澄み切った青年で、松坂くんにぴったりだと思いました」と太鼓判。「居眠り磐音」以来2度目の共演となった芳根は「松坂さん演じる良策とも素敵な時間を積み重ねることができました。こういった歴史があるから今があるということを是非感じていただきたいです」とコメントした。